【異世界転生×ヤンデレ邪神様】ゲームでは聖女様を生贄に欲する悪役全開なキャラだったけれど、穏やかだし何より自分の命の恩人。しかしそれはヒナだけに向けられるもので邪神様の独占欲と嫉妬は知らない間に…―

ブラック企業勤めの末に過労死をしてしまった主人公「ヒナ」は
目を覚ますと生前プレイしていたソシャゲの世界に転生をしていた。

ファンタジーな世界で聖女から騎士にエルフ、魔法使いと
多種多様な人種や職業のキャラが居る中で自分が転生したのは
立ち絵こそギリあれど名前もないモブ「村人A」だった――

能力なし転生の結果、さっそく命の危機に陥るものの
助けを求める声を聞きつけた長身の男性によって命拾いをする。
しかしその人物とはゲームでは聖女を生贄に欲した敵キャラ、邪神「ユオ」

…とはいえユオ様は喋ってみると穏やかだしゲームで見たような邪悪さはない。
何より見ず知らずの自分を助けてくれて、その後も友人として良くしてくれる
とても優しい人だ。彼と過ごす時間はなんて和やかで幸せな時だろうか。

――が、そう思っていたのは自分だけ。

ヒナへの恋心を抑えきれずに催○状態にして身体を貪るユオ様。
まるでゲームのシナリオ通りになるよう変化していく状況。
そして聖女様たちが現れ、邪神討伐を掲げはじめる。

ユオ様からの嫉妬と溺愛、村人や聖女様たちへの対応に板挟みになりながら
ヒナは奔走するが、裏で糸を引いているのは……

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